危険な詐欺オンラインカジノサイトの見分け方

日本では、まだまだ知られていないオンラインカジノですが、グローバルな視点で見れば、オンラインカジノサイトは無数に存在します。海外ではオンラインカジノの歴史が深く数も多いだけに、悪質な運営業者も存在します。

もちろん日本でも全くないとは言い切れず、今後オンラインカジノの普及と共にプレイヤーは悪質なカジノを見極める必要があります。

ここでは、過去にあった悪質オンラインカジノの事案やオンラインカジノをプレイする際に、プレイヤーが特に気を付けなければならない事について解説致します。

目次

Contents

1. こんなオンラインカジノには注意

プレイヤーに被害を与える悪質オンラインカジノの種類も様々です。

サポートの返事が遅いや、ゲームが途中で中断してしまうというようなトラブルは少なくありませんが、中にはクレジットが未払いのまま消えてしまう運営業者も存在します。

オンラインカジノをプレイする際、以下のような状況が生じたら注意する必要があります。

サポート サポートの返事がなかったり、返事が非常に遅い場合
運営 利用規約が頻繁に変更する(後付けで条件が追加される)
ライセンスを取得していない
サイト内に運営会社の情報が記載されていない
支払い 支払いの遅延または支払いが行われない
ボーナス条件が異なる場合もしくは情報の虚偽
ゲーム バグが頻繁に起こる
頻繁にフリーズする

2. 日本語対応だからと言って安心してはいけない

日本語に対応していないオンラインカジノも多く、日本語でサポートしてくれるオンラインカジノに信頼性を感じる方も少なくないと思いますが、決して日本語に対応しているからといって、確実に信用していい訳ではありません。

過去、日本語対応のオンラインカジノの摘発事例はいくつか出ております。日本語ができるからと言って、安心するのではなく、信頼できるカジノを見極めてプレイする必要があります。

それでは、過去の摘発事例を参考に今後どのような点に注意しなければならないか、確認していきましょう。

事例1:スマートライブ事件

自宅のパソコンから無店舗型のインターネットカジノで賭博をしたとして、京都府警は10日、賭博の疑いで(中略)利用者の男3人を逮捕した。府警によると、無店舗型のネットカジノの利用者の逮捕は初めて。カジノサイトは拠点が英国とみられるが、日本人がディーラーで、日本時間の夕方から深夜に開かれており、日本国内の客に向けた違法賭博と判断し、客の立件に踏み切った。

3人は容疑を認め、「海外サイトなら大丈夫だと思った」などと供述している。

逮捕容疑は当年2月18日から26日、会員制カジノサイト「スマートライブカジノ」で、ブラックジャックのゲームに現金計約22万円を賭けた疑い。

(略)容疑者は「1000万円ほど賭けた」と話している。サイトはクレジット決済などで入金、ネット中継された画面でゲームに参加する。1日平均で計95万円程度が賭けられていた。画面上に利用客がやりとりする「チャット」機能もあり、府警はこの書き込みなどを元に容疑者を割り出した。

無店舗型のネットカジノをめぐっては、千葉県警が2月、常習賭博容疑で、決済サービスを運営した男2人を逮捕した。

*日刊スポーツより引用(上記記事はすでに削除されております。)
■何故プレイヤーが逮捕されたのか?
カジノ運営側が海外で合法的に開帳している場合、プレイヤーだけを摘発することはできないという事ですが、何故スマートライブ事件ではプレイヤーが摘発されたのでしょうか?
スマートライブ事件の場合、日本人女性のディーラーがゲームを提供していたこと、日本語でコミュニケーションが取れたこと、日本人ライブディラーの開催時間が、日本時間の夕方から深夜に設定されていたこと等、日本人向けに特化された環境であったことから、オンラインカジノの実態が国内において行われていると「評価できる」と判断したようです。つまり海外運営のオンラインカジノでも運営者は日本国内にいると見なしたわけです。

プレイヤーが特定された理由

①日本語専用のテーブル(日本人ディーラー)が用意されており、日本人だけが集まるコミュニティが形成されていた。 ②サイト内に表示されているプレイヤーアカウントが本人名義であった。 ③他のプレイヤーのチャット情報やベット額等を第三者が見ることができた。 ④ブログやSNSサイトとサイト内のアカウントが一致していた。

■この摘発事案を参考に気を付けなければならない事
この事案を参考に、今後オンラインカジノを遊ぶ上で以下の点に注意することが必要です。 ①プレイアカウントが本人名義のサイトは避ける。 ②日本人ディーラーが存在するような、日本で運営されていると見なされるようなサイトは避ける。 ③ブログやSNSサイトにプレイ内容や動画をアップしない。 ④本人と特定されるような情報は書き込まない。

事例2:ドリームカジノ事件

インターネットのオンラインカジノサイトを運営し客と賭博したとして、京都府警は10日、常習賭博容疑で、大阪市中央区本町橋の会社役員、(中略)ら実質運営者5人を逮捕したと発表した。府警によると、(中略)容疑者は「逮捕事実には誤りがある」などと容疑を否認している。無店舗型オンラインカジノの運営者が逮捕されるのは全国初という。

逮捕容疑は、共謀し、大阪市天王寺区に事務所を設けオンラインカジノ「ドリームカジノ」を運営し、平成25年12月〜今年3月、サイト上で複数回にわたり不特定多数の客を相手に、ポーカーの賭博をしたとしている。

オンラインカジノは、自宅のパソコンなどからネット上でポーカーやルーレットなどの賭博ができる仕組み。ドリームカジノは24年11月にオープンしたとみられ、会員数は約9500人、賭け金の総額は約19億2600万円に上るという。

ドリームカジノは、カジノが合法なオランダ領キュラソー島で営業許可を受けているとサイト上に記載していたが、サポートは日本語のみで行われていたことなどから、府警は国内で運営されていると判断した。

*gooニュースより引用(上記記事はすでに削除されております。)
■何故プレイヤーが逮捕されたのか?
ドリームカジノはキュラソーのライセンスを受けて運営しておりました。胴元(カジノ運営側)も実際に海外法人ですが、運営を担当していたのが日本国内の会社であったという見方が濃厚です。サポートが日本語のみであったことなどが判断材料となったようです。

■この摘発事案を参考に気を付けなければならない事
ドリームカジノ事件の場合、逮捕されたのは運営側のみでプレイヤーは逮捕されていません。払い戻しについても、後日別のオンラインカジノを通じて返金処理されているので、プレイヤーへの被害は少なかったようです。 ドリームカジノ事件は、実際の登記住所は海外の住所でしたが、実際の運営拠点は日本国内で行われておりました。しかし、プレイヤーがその実態を正確に判断することは不可に近いと思いますが、以下のことには気をつけた方がいいでしょう。 ①ブログやSNSサイトにプレイ内容や動画をアップしない。 ②本人と特定されるような情報は書き込まない。

3. 安全なオンラインカジノを選ぶ為に確認すべき3つの項目

最後に、オンラインカジノをプレイする前に、最終的にどこに注意すべきでしょうか? 基本的には以下3つの項目を確認して、プレイすることをおすすめします。

ライセンス サイト内にライセンス取得有無が記載されているか確認
監査機関 サイト内に監査機関が記載されているか確認
支払い 過去「支払いがされない」、「支払いが遅延した」ということがなかったか確認