スティックペイ!その特徴とメリット・デメリットを詳しくご紹介します

オンラインカジノの決済手段として使われるスティックペイ(sticpay)。仮想通貨での入金ができることで知られますが、その使い勝手が気になる人もいると思います。

そこで今回はこのスティックペイについて詳しくご紹介します。メリットやデメリットからお得な使い方まで説明していますので、これから使ってみようかと考えている方の参考になると思います。


この記事の目次

スティックペイのサービス概要

まずはスティックペイがどのようなサービスなのかを説明します。

スティックペイは電子決済サービス

スティック(STICPAY)はオンラインカジノやブックメーカー、海外FXでの入出金に使えるオンライン決済サービスです。スティックペイに日本円で入金することにより、海外サービスにおいて外貨で支払いができるサービスとなります。またスティックペイのアカウント内にあるお金は、自分の金融機関の口座へ出金できます。

海外サービスからの出金には一般的に数営業日といった日数がかかりますが、スティックペイは最短で当日に着金するのが特徴です。

またスティックペイへの入金手段として海外銀行送金とクレジットカード、さらに仮想通貨が使えるのも特徴となります。スティックペイからの出金は銀行送金と仮想通貨が利用できます。

スティックペイのサービス開始は2017年で、日本を含むアジア圏の8カ国で利用できます。対応している通貨は日本円(JPY)、米ドル(USD)、ユーロ(EUR)、ポンド(GBP)を含み多数あります。仮想通貨はビットコイン(BTC)とライトコイン(LTC) 、イーサリアム(ETH)の3つに対応しています。

スティックペイに登録できるのは18歳以上となっています。またスティックペイは登録した本人のみが使用できるもので、第三者が使用するのは規約違反となる点に留意が必要です。

スティックペイの運営会社

海外サービスであるスティックペイを運営するのは、Coopertoby Ltd.というイギリスに本社を置く会社です。スティックペイのサービスを開始したのはSTIC Financial Ltd.ですが、2020年7月1日に変更しました。

Coopertoby Ltd.が設立されたのは2019年ですが、イギリスで電子マネーに関連するサービス運営のライセンスを取得しています。FCA(英国金融行動監視機構)からライセンスを取得していますが、ここは審査基準が厳しいことで知られるのでスティックペイは安心して利用できます。

スティックペイのカスタマーサービス

スティックペイは公式サイトのほかにスマホアプリでも利用できますが、その両方で日本語対応しています。問い合わせはメールで行いますが、その内容によってメールアドレスが異なります。

  • 一般問い合わせ account@sticpay.com
  • 入出金に関する問い合わせ funds@sticpay.com
  • 利用サービス先に関する問い合わせ merchant@sticpay.com
  • アフィリエイトに関する問い合わせ affiliate@sticpay.com
オンラインチャットでのサポート対応はないので、問い合わせはすべてこのメールでやり取りをすることになります。もちろん内容は日本語で書けますし、その返信も日本語によるものです。

スティックペイでできること

スティックペイというサービスを利用すれば何ができるのかを説明します。

オンラインウォレットとして入金できる

スティックペイは電子決済サービスですが、オンラインウォレットとしてお金を入金できます。海外銀行送金やクレジットカードなどでスティックペイの口座に入金し、海外サービスでの決済に利用します。

またスティックペイの口座に入れたキャッシュはいつでも出金できます。これはチャージ式の電子マネーとは異なる機能と言えます。スティックペイから国内の銀行など金融機関の口座へ出金できるので、使わないキャッシュはいつでも手元に戻せます。

もちろんスティックペイは金融機関ではないので、入金したお金には利息はつきません。そのかわりに、オンラインカジノで利用すればキャッシュバックを受けられるサービスがあります。

仮想通貨で入金できる

電子決済サービスはほかにもありますが、スティックペイでは仮想通貨での入金ができます。対応する仮想通貨はビットコインとイーサリアム、ライトコインの3種類です。

これらの仮想通貨をスティックペイに入金したあとに日本円に換金して銀行口座へ送金することもできます。あるいは逆に日本円などの法定通貨で入金し、仮想通貨へ両替することもできます。

ただし仮想通貨でオンラインカジノなどへ入金することはできないので注意しましょう。仮想通貨で入金した場合は、自分のウォレットへ出金することはできます。

スティックペイ内には仮想通貨専用のウォレットがあります。ビットコインのウォレットはすでに用意されていますが、ほかのウォレットを追加するには申請が必要です。

スティックペイ内で通貨両替ができる

スティックペイに入金したお金は、対応するどの通貨へも両替できます。そして法定通貨だけでなく、仮想通貨にも両替ができるのが特徴です。

たとえば日本円でスティックペイに入金し、それをビットコインに設定したアカウント口座に入れれば、その時点でビットコインに両替されます。これは仮想通貨取引所を使うことなくビットコインなどの仮想通貨が手に入ることを意味します。

オンラインカジノでの入出金に使える

スティックペイに入金したキャッシュを使って、オンラインカジノやブックメーカーなどでの入金と出金に使えます。

海外サービスであるオンラインカジノやブックメーカー、あるいは海外FXでは外貨である米ドルやユーロを使います。スティックペイを利用すれば、日本円で入金したお金をこれらの外貨に換金して海外サービスへ送金できるので便利です。

海外FX業者での入出金に使える

海外のオンライン決済サービスは多くがオンラインカジノやブックメーカーに特化していますが、スティックペイの場合は海外FX業者でも決済手段として採用しています。逆に言えば、海外FXで採用している数少ないオンライン決済サービスのうちのひとつということです。

海外FXもオンラインカジノやブックメーカーと同様に、銀行送金で国内口座へ出金すると銀行から問い合わせの連絡が来る場合があります。これは海外からの入金に関しては、銀行がマネーロンダリング対策としてその内容を確認する必要があるからです。

スティックペイであれば、スティックペイと提携する国内の銀行口座からユーザーの口座へ送金するので、そのような問い合わせもありません。

ウォレットを追加できる

スティックペイはアカウント内に異なる通貨のウォレットを追加できます。たとえば日本円のほかに米ドルやユーロなど、オンラインカジノなどで使用する通貨のウォレットを追加できるということです。

追加には申請が必要となり、一度にひとつのウォレット追加を申請できます。反映されるのは1営業日以内となっています。ウォレットを複数作ることで、オンラインカジノへ入金するたびにアカウント内で両替する手間が省けます。

専用アプリが使える

スティックペイには専用アプリがあるので便利です。iOSとAndroidの両方に対応しているので、アプリを起動させればすぐにスティックペイの機能が使えます。またアカウントを持っていなくても、アプリをダウンロードしてそこからアカウント登録もできます。

ブラウザから公式サイトへアクセスしなくても、アプリを開けばすぐに入金や出金の手続きができるので便利です。


スティックペイの取扱通貨

スティックペイで取り扱っている通貨には以下のようなものがあります。

日本円(JPY) 米ドル(USD) ユーロ(EUR) ポンド(GBP)
豪ドル(AUD) カナダドル(CAD) スイスフラン(CHF) 中国人民元(CNY)
香港ドル(HKD) 韓国ウォン(KRW) シンガポールドル(SGD) ニュージーランドドル(NZD)

さらに仮想通貨が次の3種類に対応しています。
ビットコイン(BTC) ライトコイン(LTC) イーサリアム(ETH)


スティックペイの入出金方法

スティックペイでの入金と出金の方法を説明します。

スティックペイへの入金方法

スティックペイのアカウント口座へ入金する方法としては、次の4種類があります。

  • 国内銀行送金
  • 海外銀行送金
  • クレジットカード(VISA、MasterCard)
  • 仮想通貨
スティックペイで入金手続きをすると、アカウント口座で設定している通貨で着金します。たとえば日本円で入金して口座がユーロであれば、自動的にユーロに換金されて着金するということです。この際には両替手数料も差し引かれます。

実はこのうち、国内銀行送金に関してはオンラインカジノで利用することができません。そのため、オンラインカジノでスティックペイを使う場合には、ほかの入金方法を選ぶことになります。

海外銀行送金はスティックペイが指定する海外の銀行口座へ送金する方法です。スティックペイ側でかかる手数料は送金額の1%ですが、銀行側で手数料が発生します。

銀行によって手数料は異なりますが、3,500円ほどは必要になると考えておくとよいでしょう。また日本円から米ドルやユーロなどに換金する場合には為替手数料も発生します。

クレジットカードで入金する場合

クレジットカードはVISAかMasterCardのどちらかを使用できます。クレジットカードでスティックペイに入金するためには、まずカードの登録が必要です。

登録の際には使用するクレジットカードをスマホで撮影して、ファイルをアップロードします。撮影する時にはカード番号の最初の1桁と最後の4桁以外は付箋などで隠しておきます。裏面を撮影する時も同様に、3桁のセキュリティコードを隠しておきましょう。

カードの写真をアップロードしたら必要事項を入力して送信します。承認されれば、登録したクレジットカードを使って入金できるようになります。入金は金額を入力すると、手数料の3.85%分が差し引かれた金額が着金します。

仮想通貨で入金する場合

仮想通貨で入金する場合、スティックペイの入金画面で仮想通貨を選び、そこに表示される入金アドレスに取引所やウォレットから送るだけで処理されます。入金した仮想通貨はほかの法定通貨に両替できるので、オンラインカジノやブックメーカーなどに入金できます。

ただし、スティックペイのアカウント口座にある仮想通貨を送金することはできません。必ず日本円や米ドルなどの法定通貨に換金してから送金する仕様となっています。残った仮想通貨はウォレットに戻すか、あるいは日本円に換金して銀行口座へ出金します。

スティックペイからの出金方法

スティックペイから出金する方法には次の3通りがあります。

  • 国内銀行送金
  • 海外銀行送金
  • 仮想通貨
国内銀行送金はスティックペイと提携している国内銀行口座から指定する銀行口座へ送金する仕組みになっています。着金するまでは1~2営業日かかりますが、仮想通貨が使えない人にとっては一番早い出金方法になります。

海外銀行送金は海外の銀行口座から送金されるので、着金までに時間がかかります。また国内銀行で受け取り手数料が別途かかります。

たとえば送金額の0.05%で最低金額2,500円といった形で手数料が引かれた金額が着金します。また海外からの送金に関しては、銀行から問い合わせの連絡が来る場合があります。

仮想通貨で出金する場合

スティックペイのアカウントにある仮想通貨を出金する場合には、自分が保有する仮想通貨ウォレットを追加する必要があります。ウォレットを追加したら、出金する通貨を選択し、出金額と出金先ウォレットアドレスを入力します。

仮想通貨を使ってオンラインカジノなどへ入金する場合には、法定通貨へ換金します。その時に残った端数の仮想通貨は、必ずこのウォレットアドレスへの出金で引き出す必要があります。


スティックペイの入出金手数料

スティックペイで入金と出金をする際の手数料をご紹介します。

スティックペイへの入金手数料

スティックペイへ入金する際の手数料は次のようになっています。

手数料 反映時間
国内銀行送金
海外銀行送金 2% 3営業日
クレジットカード 3.85% 約5分
仮想通貨 1% 約30分
スティックペイでは公式サイトに両替手数料に関する記載はありません。つまりこれらの手数料に両替手数料が含まれると考えてよいでしょう。その点を考慮して、ほかのオンライン決済サービスと比較すればよいと思います。

スティックペイからの出金手数料

スティックペイから出金する際の手数料は次のとおりです。

手数料 反映時間 限度額
国内銀行送金 800円+2% 1〜2営業日 3,000〜990,000円
海外銀行送金 5% 4〜7営業日 100ドル〜上限なし
仮想通貨 3% 1営業日 100ドル〜上限なし


スティックペイの口座開設方法

スティックペイのアカウント口座登録方法を説明します。まずはスティックペイの公式サイトを開きましょう。

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必要事項を入力する

最初にメールアドレスや名前、生年月日などを入力する画面が開きます。

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すべて半角英数字で入力します。ただしパスワードだけは大文字を入れる必要があります。パスワードは8文字から16文字の間で英数字と大文字・小文字を使うことと決まりがあります。これらの条件を満たしたパスワードを入力すれば、オレンジの×印がチェックに変わります。

パスワードは一度設定したら終わりではなく、3カ月から6カ月の間に変更することを推奨されています。

生年月日はカレンダーから選ぶ形になっていますが、割とすぐに選択できると思います。注意点として、スティックペイの登録ができるのは「18歳以上」となっていることです。もちろん生年月日はあとで本人確認書類と照らし合わせるので適当に入力することはできませんが、18歳未満は登録できないので気をつけましょう。

国籍は「Japan」を選び、通貨は好きなものを選びます。オンラインカジノを使うのであれば米ドルが多いので、「USD」を選ぶとよいでしょう。

職業も英語で入力しますが、たとえば会社員であれば「Office Worker」としておきましょう。続いて利用頻度や入金予定額、取引予定回数などを入力します。これらが適切でなければ審査が通らない、ということもないと思いますが、心配であれば利用頻度はあまり多くしないほうが無難かもしれません。

最後にパスポートと同じ署名を手書きで行うようになっています。指で書くので難しいかもしれません。失敗したら取り消すことができるので、ゆっくりと作業しましょう。すべてを入力したら「次へ」をタップします。

次の画面では電話番号を入力します。
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入力して「送信」をクリックすれば、認証コードが記載されたメールが届きます。あとは登録画面でこの認証コードを入力すれば登録は完了です。


スティックペイのアップグレード方法

スティックペイのアカウント登録はすぐに終わりますが、実はそのままではほとんど使えません。入金や出金をするためには、本人確認の申請をしてアップグレードをしておく必要があります。

本人確認の手続きには次の書類が必要です。
  • 身分証明書
  • 居住証明書
身分証明書はパスポート、運転免許証、マイナンバーカードといった写真付きのものが必要になります。居住証明書としては、発行から3カ月以内の住民票の写しや光熱費の請求書、電話料金請求書などを使います。

これらの書類を撮影してアップロードし、自撮り撮影したファイルもアップロードします。さらに住所を入力して送信すれば、申請完了です。返信は1~2日で来ますが、審査が通ればスティックペイの機能を使えるようになります。もし不備があれば、再度書類を用意してアップロードしましょう。


スティックペイのおすすめの使い方

スティックペイのおすすめの使い方をご紹介します。

複数のオンラインカジノの資金管理に使う

スティックペイを利用すれば、オンラインカジノの資金管理ができます。毎回オンラインカジノから銀行へ出金するよりも、スティックペイでまとめたほうが資金を一元管理できます。その結果、損益の管理がしやすいのでお金を使い過ぎることもなくなるでしょう。

またスティックペイに一度入金しておけば、そこからオンラインカジノへ資金移動することで使い勝手の良いオンラインカジノがわかります。オンラインカジノとスティックペイの間には手数料がかからないので、何度でも入金と出金ができます。ただし頻繁に繰り返すとマネーロンダリングと疑われることがあるので注意が必要です。

またオンラインカジノに入金したお金は、同額以上をベットしないと出金できない点に注意しましょう。さらにスティックペイで入金したらスティックペイで出金しなければなりません。このようにオンラインカジノ側に縛りがある点も考慮しましょう。

ほかの海外サービスとの併用ができる

オンラインカジノ以外にもブックメーカーや海外FXなど、スティックペイに対応するサービスはいろいろとあります。そのような複数のサービスを利用しているのであれば、スティックペイで資金管理をすると便利です。

もしオンラインカジノやFXで損失を出したならば、スティックペイの残金がなくなれば損金の総額を把握できます。必要以上にお金を投じることがないように、スティックペイで余裕資金のみを運用管理できるので便利です。

仮想通貨に両替して内部保留する

スティックペイでは日本円で入金したお金をアカウント内部で仮想通貨に両替できます。これをそのまま出金することはできませんが、日本円に再度両替して出金することはできます。

つまり一時的にスティックペイ内部で仮想通貨のまま確保しておくことで、そのレート変動による為替差益が生じる可能性があるということです。

もちろん逆にレートが不利に変動すれば、為替差損となる可能性もあります。これは先を見通すことはできないので、あくまでも自己判断により行うようにしてください。また仮想通貨に限らずドル円やユーロに両替することは、レート変動により為替差損益が生じることは留意しておきましょう。


スティックペイのメリット

スティックペイを使うとどのようなメリットがあるのかを説明します。

送金時間が早い

オンラインカジノなど海外サービスから国内銀行に送金すると、着金まで数日かかります。その点、スティックペイは国内銀行送金を使えば1~2営業日で着金します。

もし仮想通貨が使えるのであれば、数分で反映されるので便利です。すぐに手元に資金を戻したい時にはスティックペイを使うと役立ちます。

キャッシュバックサービスがある

スティックペイには利用するたびに得をするキャッシュバックサービスがあります。スティックペイとパートナーシップを結んだオンラインカジノで利用することで、一定額のキャッシュバックを受け取れるというサービスです。

キャッシュバック率は10%で、提携しているオンラインカジノは2021年9月時点で15あります。すべてが日本語に対応しているわけではありませんが、利用はできるのでチェックしてみてはいかがでしょうか。

仮想通貨での入金ができる

スティックペイでは仮想通貨での入金ができます。アカウント口座内で入金した法定通貨を仮想通貨に両替することもできますが、これはそのまま送金できない点に注意しましょう。

ただしアカウント内部で仮想通貨として保有しておくことは可能です。つまり仮想通貨取引所を開設することなく、一時的にしろ仮想通貨を保有できることを意味します。

これは仮想通貨のレート変動によっては、保有し続けるだけで為替差益を得る可能性があることを意味します。この点はスティックペイならではのメリットと考えてよいでしょう。


スティックペイの注意点

スティックペイを使うためには注意しておきたいこともいくつかあるので、詳しく説明します。

アカウント内部の外貨が為替差損益を生じる

スティックペイのアカウント口座で米ドルやユーロなどの外貨として保有していると、そのレート変動により為替差損益を生じることになります。

円安になれば日本円から外貨に両替した時よりも有利な状態で日本円に換金できます。しかし逆に円高になれば、日本円から外貨に両替した時よりも不利な状態で日本円に換金することになります。

このように為替変動に応じて損益が生じることになる点は注意しておきましょう。

スティックペイカードの発行は停止している

スティックペイにはATMで出金できる便利な「スティックペイカード」というものがあります。しかし2021年9月時点で、スティックペイカードの新規発行および既存のカードの更新を停止しています。

スティックペイカードを使えばATMから出金できるので便利なのですが、カード発行を再開する予定はないようです。スティックペイからの出金は銀行送金か仮想通貨のみとなるので注意しましょう。

国内銀行からの入金はできない

スティックペイでは国内銀行から入金したお金はオンラインカジノでは使えません。そのためオンラインカジノでの入出金で利用する場合には、実質的に国内銀行送金は使用できないことになります。

仮想通貨を保有していなければ、入金手段はクレジットカードのみとなります。そのため、クレジットカードを持っていない人、あるいは使いたくない人はスティックペイの利用は難しいかもしれません。

仮想通貨でオンラインカジノへ入金できない

スティックペイは日本円や米ドルなどの法定通貨で入金して、アカウント内で仮想通貨に換金できます。しかしこの仮想通貨をそのままオンラインカジノなどに入金することはできないので注意しましょう。

スティックペイのアカウント内にある仮想通貨は、法定通貨に換金してから海外サービスへ送金できるようになります。もちろん仮想通貨のまま自分のウォレットへ出金することはできます。

扱っているオンラインカジノが少ない

スティックペイはオンラインカジノやブックメーカー、あるいは海外FXでの決済で利用します。しかしオンラインカジノでスティックペイを扱っているところは少ないのがデメリットです。そのため、利用しているオンラインカジノでスティックペイでの入出金ができるのであればアカウント口座を開設するという流れになると思います。

ただしオンラインカジノも入出金の仕様変更がよく行われるので、現在は対応していなくてもスティックペイに対応するようになるかもしれません。口座の維持管理費はかからないので、まずはアカウント口座を開設しておいてもよいかもしれません。

サービス内容がよく変更される

海外決済サービスではよくあることですが、スティックペイもサービス内容がよく変更されます。たとえばスティックペイカードは発行を停止していますし、国内銀行送金にも対応しなくなっています。

これはマネーロンダリング対策の一環であり、その規約が変わることなどを理由としているので仕方がないことではあります。利用規約に変更があれば、目を通しておくことが必要です。

ほかのオンライン決済サービスではクレジットカードでの入金ができなくなっているものもあるので、スティックペイも利用規約の変更には注意しておいたほうがよいでしょう。

利用規約が英語表記

スティックペイは日本語に対応していますが、利用規約は英語表記のままです。翻訳サービスを利用すれば内容はある程度は確認できますが、やはりこまかな表現においてわかりにくいところがあります。利用規約は大切なものなので、やはり日本語に対応して欲しいところです。

利用規約にはスティックペイの利用を禁止する支払いが記載されています。どのようなサービスに対してスティックペイでの支払いを禁止されているのか、チェックしておくことが大事です。またマネーロンダリングと疑われることがないように、頻繁に入金と出金を繰り返すのは控えたほうがよいでしょう。

会社が破産したら預けたお金は戻らない可能性がある

スティックペイはイギリスのライセンスを取得して運営されています。それでも運営会社が必ずしも破産しないとは言い切れません。そして万が一運営会社が破産した場合、アカウント口座のお金は保護されていないので、失う可能性があります。

これは信託保全がなされていないのが理由です。もちろん、スティックペイは海外サービスなので、日本の金融商品取引法の登録はされていません。

ただし利用規約によると、欧州電子マネー指令2009/110 / ECおよび英国の国内法が適用されることで、アカウント口座のお金は安全性が確保されるように設計されているとしています。

まとめ

スティックペイは国内銀行からの入金に対応していないのが残念ですが、クレジットカードで入金できるので問題はないでしょう。また仮想通貨での入金や法定通貨からの両替ができるのは、ほかの決済サービスにはない特徴です。対応するオンラインカジノは少ないものの、その使い勝手は良いものだと言えるでしょう。