カジノゲーム攻略法のひとつ『ダランベール法』は賭け金の増減における計算が簡単な方法です。バカラでの運用に適しており、誰でも簡単に実践できます。 今回はこのダランベール法について詳しく解説します。
この記事の目次
ダランベール法とは
まずはダランベール法の概要について説明します。
ダランベール法は簡単に運用できる攻略法
ダランベール法は別名、『ピラミッド法』とも呼ばれるカジノゲーム攻略法です。
その名のとおり、賭け金がピラミッドのように積み上がるのが特徴となっています。
フランスの数学者であり物理学者の『ジャン・ル・ロン・ダランベール』という人が開発しました。
やり方は実にシンプルで簡単なのですが、そのロジックをみればかなり有効な攻略法であることがわかります。
もちろん、カジノゲームにおいて当たり外れを予想するのではなく、ルールどおりに淡々と賭け金を計算してベットするだけの方法です。
賭け金の計算にはメモ帳も必要なく、暗算ですぐに算出できます。
そのためオンラインカジノだけではなくランドカジノでも実行できるのが利点です。
ただし一度賭け金を間違えると収支に影響が出るので、念のためにメモを取りながら実践することをおすすめします。
その意味ではオンラインカジノで運用するのが安心だと言えるでしょう。
ダランベール法が使えるカジノゲーム
ダランベール法は「2倍配当、勝率がほぼ50%」のカジノゲームで運用します。そのため、バカラはダランベール法を使うのに適したカジノゲームだと言えます。
ほかにもルーレットの「赤黒」や「ハイロー」、「奇数偶数」でも使えます。
できればゲーム結果がランダムに決まるゲームが向いているので、バカラのようにシュー内のカードにより出目(ゲーム結果)に
偏りが出やすいものは利益を出すまで時間がかかる可能性があります。
それでも長時間ゲームを続けても最終的に利益が出やすいのがダランベール法の特徴です。
ダランベール法の使い方
それでは具体的に、ダランベール法の使い方を説明しましょう。
ダランベール法のルール
最初にダランベール法のルールを説明します。
- STEP1
- 最初の賭け金額を決める
- STEP2
- 増減させる賭け金額(1単位金額)を決める
- STEP3
- ゲームをプレイする
- STEP4
- ゲームに勝てば賭け金から1単位金額を引いてゲームを続ける
- STEP5
- ゲームに負けたら賭け金に1単位金額を足してゲームを続ける
- STEP6
- 利益が出たら任意のタイミングで終了する
続いて、より詳しくダランベール法の使い方を説明しましょう。
最初の賭け金額を決める
ダランベール法は1プレイごとのゲームの勝ち負けによって、ベットする賭け金額を減らしたり増やしたりします。
まずは、その最初の賭け金額をまずは決める必要があります。
この金額がペースとなるため、運用する資金に応じて決めることが大切です。
運用資金に対して大きな金額にしてしまうと、途中で資金が枯渇する可能性があります。あるいは逆にあまりにも少ないと、なかなか資金は増えません。
そのバランスを考えてペースとなる最初の賭け金額を決めることになります。
増減させる1単位の賭け金額を決める
最初の賭け金額以上に重要なのが、増減させる1単位の賭け金額です。
この金額次第で利益も損失も、ゆっくりと増えるのか急速に増えるのか決まるからです。
たとえば最初の賭け金額を10ドルとし、増減させる金額を1ドルとすれば連敗した時の賭け金額は次のようになります。
賭け金 | 累計損益 |
---|---|
10ドル | -10ドル |
11ドル | -21ドル |
12ドル | -33ドル |
13ドル | -46ドル |
賭け金 | 累計損益 |
---|---|
10ドル | +10ドル |
9ドル | +19ドル |
8ドル | +33ドル |
7ドル | +46ドル |
【連敗時】
賭け金 | 累計損益 |
---|---|
10ドル | -10ドル |
12ドル | -22ドル |
14ドル | -36ドル |
16ドル | -52ドル |
賭け金 | 累計損益 |
---|---|
10ドル | +10ドル |
8ドル | +18ドル |
6ドル | +24ドル |
4ドル | +28ドル |
ゲームをプレイする
賭け金額の設定をしたら、いよいよゲーム開始です。
ここではバカラの「プレイヤーベット」を続けるケースで説明します。
まずは最初の賭け金をプレイヤーにベットします。そしてプレイヤーが勝利し当たりとなれば、ベットした賭け金額を受け取り次のベットをします。
この時、ベット金額は1単位金額を引いておきます。たとえば10ドルをベットして当たり、1単位賭け金額が1ドルであれば次の賭け金は9ドルになります。
次もプレイヤーの勝ちにベットし、バンカーが勝利したとします。この場合には外れとなるので賭け金の9ドルは没収されます。
そして次のベット金額ですが、前回の賭け金に1単位ベット金額を加えて10ドルとします。
このようにゲームに勝てば賭け金を増やし、負けたら賭け金を減らすという作業を繰り返していきます。
利益が出ている時に終了する
ダランベール法は運用をやめるルールというのは明確に決まってはいません。
好きなタイミングでいつでも終了させることができます。もちろん、利益が出ている時にやめるのがベストです。
たとえば最初の賭け金を10ドルとし、2ドルずつ増減させるとしましょう。
この場合、5連勝すると賭け金はゼロになります。このタイミングでダランベール法をやめるというのも、ひとつの方法です。
もし負け数が勝ち数よりもかなり多く、損失からなかなか利益に転じない状態であれば、一旦そこで終了させてもよいでしょう。
この場合、損失を確定させてもよいですし、途中の賭け金から再スタートしてもかまいません。
ダランベール法の賭け金額を決める際の参考データ
ダランベール法は賭け金額をどのように設定するのかが重要なポイントです。
そこで、異なるケースを比較して賭け金と損益がどのように変動するのかをご紹介します。
ここでは最初の賭け金額を10ドル、増減させる金額を1ドルと2ドルのケースでみてみます。
回数 | 勝敗 | 賭け金 *1ドル増減 | 損益 | 賭け金 *2ドル増減 | 損益 |
---|---|---|---|---|---|
1 | × | 10 | -10 | 10 | -10 |
2 | ◯ | 11 | +1 | 12 | +2 |
3 | × | 10 | -9 | 10 | -8 |
4 | × | 11 | -20 | 12 | -20 |
5 | ◯ | 12 | -8 | 14 | -6 |
6 | × | 11 | -19 | 12 | -18 |
7 | ◯ | 12 | -7 | 14 | -4 |
8 | × | 11 | -18 | 12 | -16 |
9 | × | 12 | -30 | 14 | -30 |
10 | × | 13 | -43 | 16 | -46 |
11 | ◯ | 14 | -29 | 18 | -28 |
12 | × | 13 | -42 | 16 | -44 |
13 | ◯ | 14 | -28 | 18 | -26 |
14 | × | 13 | -41 | 16 | -42 |
15 | ◯ | 14 | -27 | 18 | -24 |
16 | ◯ | 13 | -14 | 16 | -8 |
17 | ◯ | 12 | -2 | 14 | +6 |
まず当然のことですが、増減金額が大きくなれば損益の振れ幅が大きくなります。 賭け金額そのものも増えていくので、連敗が続くと資金が大きく減少します。
一方で連勝が続けば、増減金額が大きいと急速に損益は回復していきます。 そして17回目には1ドルずつ増減した場合にはまだ損失となっていますが、2ドルずつ増減した場合には利益に転じています。
ダランベール法の利点
そしてもうひとつ気づくことがあります。
この表では勝ちが8回で負けが9回となっています。
負け数が多いのですが、2ドルずつ増減させると利益が生じています。
さらにもうひとつ、面白い現象を見ることができます。
回数 | 勝敗 | 賭け金額 | 損益 |
---|---|---|---|
1 | × | 10ドル | -10ドル |
2 | ◯ | 11ドル | +1ドル |
3 | × | 10ドル | −9ドル |
4 | ◯ | 11ドル | +2ドル |
5 | × | 10ドル | -8ドル |
6 | ◯ | 11ドル | +3ドル |
そして勝ち負けを繰り返しているケースになりますが、このように勝敗を繰り返すだけで利益が生じています。 実はダランベール法の特徴であり利点となるのが、このように勝ち負けを繰り返すだけで利益が出るということです。
そしてこのような場合、増減させる金額を大きくするほど、利益も増える仕組みになっています。 バカラの出目を見ると、時にプレイヤーとバンカーが交互に勝つ時があります。
そのような状態になれば、ダランベール法は大きく利益を増やす可能性があります。 勝ち数と負け数が同じであっても、交互に当たりとなればそれだけで利益が出るのが、ダランベール法の特徴であり利点です。
最初の賭け金額の決め方
それでは具体的に、ダランベール法で最初にベットする賭け金額の決め方を説明します。
最初の賭け金はベースとなる金額であり、増減を繰り返しながらも必ずベットする金額であることを理解しておきましょう。
そしてダランベール法はなかなか利益が出ない場合、100回くらいはプレイすることにもなります。
となれば最初の賭け金額は運用資金の少なくとも100分の1には抑えておくべきであることがわかります。
さらにプレイが長引くということは、賭け金がそれなりに増加している状態であることを意味するので100分の1ではまだまだ少ないと言えます。
仮に最初の賭け金額を10ドルとし増減させる金額が1ドルであれば、50回負け越していると賭け金は60ドルにもなってしまいます。
11ドルから60ドルまで1ドルずつ賭け金が増えるとすると、賭け金の総額は、
- (11+60)×25=1775(ドル)
となれば1775×2(ドル)の運用資金に対して最初の10ドルの割合はおよそ0.3%になります。
たとえば1000ドルの資金があるとすれば、最初の賭け金は3ドルになるということです。
実際に最初の賭け金はいくらにすればよいのか
それでは実際にダランベール法を運用するにあたり、最初の賭け金をいくらに設定すればよいのでしょうか。
その判断を下すためには、まずダランベール法を実際のバカラのゲームでシミュレーションしてみて、
最大でどのくらいまで賭け金が増えるのかを確かめる必要があります。
テーブルゲームのバカラはデモプレイで確認できますし、ライブカジノもゲーム進行の様子をチェックしながらデータを取ることができます。
たとえば最初の賭け金を5ドルとし増減額を1ドルとして、賭け金が最大で30ドルまで増えることがあるとしましょう。
この場合、損失額は総額で「(1+30)×15=465(ドル)」となります。
この倍の資金があれば安心してダランベール法を運用できると考えると、運用資金は930ドルとなるので「1÷930×100=0.1(%)」が運用資金に対しての最初の賭け金額になります。
もし2ドルずつ増減させていれば、30回の負け越してとなれば59ドルまで賭け金が増えるので、「(1+59)×15×2=1800(ドル)」の運用資金が必要になるので、
- 1÷1800×100=0.05(%)
ダランベール法のバカラでの運用ポイント
続いてバカラでダランベール法を運用する方法を解説します。
オンラインカジノのバカラの特徴
オンラインカジノにはバカラはテーブルゲームとライブカジノの両方にあります。
テーブルゲームは毎回カードがランダムに配られ、ライブカジノはシュー内のカードが残り少なくなったらカードを交換するという違いがあります。
そのためライブカジノのほうがテーブルゲームよりも、プレイヤーとバンカーに配られるカードに偏りが生じやすいという特徴があります。
ダランベール法は勝ち負けがほぼ半々であれば利益が出る仕組みです。あるいは勝ち負けが交互に続いても利益が積み上がります。
一方で連勝が続けばよいのですが、連敗が続くと賭け金も損失額も増加していきます。
そのためテーブルゲームでのバカラは損益の振れ幅はそれほど大きくない一方で、ライブカジノは損益の振れ幅が大きくなりやすいと考えられます。
ただしオンラインカジノで用意しているテーブルゲームのバカラは数が少なく、どのゲームプロバイダーのものを提供しているのかが異なります。
それぞれに出目の偏りには違いもみられるため、そのクセを考慮したうえでベット方法を考える必要もありそうです。
ライブカジノの場合には実際にディーラーがカードをシューから引き、さらにそのシュー内のカードも毎回シャッフルされています。
そのためライブカジノによって出目の偏りに違いはないと考えられます。
違いが出るのはテーブルごとの実際の出目ですが、これは事前に予測することはできないので、ある程度はゲームが進行しているテーブルから選ぶことになります。
ライブカジノのバカラの選び方
ライブカジノのバカラはテーブルによって出目の偏りなどに違いが見られます。
ダランベール法は勝ち数が多いほど有利である点は間違いないので、より多くの勝ち数が見込めるテーブルを選ぶことも必要かもしれません。
十分な資金と時間があれば、適当にテーブルを選んでも最終的には利益を生み出すことが可能です。
そうでなければ、出目をチェックしてプレイヤーとバンカーのどちらが勝ちやすい状況であるかを分析してからテーブルを決めるとよいでしょう。
具体的にはプレイヤーとバンカーの勝ち数が極端に多いテーブルがあれば、勝ち数が少ないほうにベットするというような方法があります。
プレイヤーとバンカーのどちらを選ぶべきか
バカラはプレイヤーとバンカーのどちらが勝つのかを予想してベットすることができます。
ここで注意が必要なのは、それぞれ当たった時の配当倍率が違うということです。
プレイヤーの勝ちに賭けて当たれば、賭け金の2倍が払い戻されます。
一方でバンカーの勝ちに賭けて当たると、賭け金の1.95倍が戻ります。賭け金の0.05%は手数料として引かれる仕組みになっているのです。
ダランベール法は基本的に2倍配当のゲームで運用しますが、バンカーにベットして1.95倍の配当を受け取る形であっても問題はありません。
ただし負け数が勝ち数を大きく上回りプレイ時間が長くなると、この0.05%の手数料が大きく影響を及ぼすようになります。
もしなかなか利益が出ずにダランベール法を長い時間運用するような場合には、プレイヤーベットも折り混ぜるとよいでしょう。
またバカラの場合はシュー内のカードにより結果にかなり偏りが生じることがあります。
長くプレイヤーとバンカーが交互に勝っこともあれば、どちらかが連続して10回以上勝つこともあります。
こればかりは事前に予想することができないので、ある程度はゲームが進行しているテーブルの出目をチェックして、どのようにベットするのかを決める必要があるでしょう。
具体的にはプレイヤーかバンカーの勝ち数が少ないほうにベットするといった形になります。
ダランベール法のメリット
ダランベール法にはどのようなメリットがあるのかをご紹介します。
運用方法が簡単
まずダランベール法の特徴として挙げられる利点は、賭け金の計算方法が簡単であるということです。
ゲームごとの勝ち負けに対して、決まった金額を増減させてベットするだけなので計算そのものは簡単です。
またメモを取らずともベット金額を覚えておけるので、ランドカジノでも使える攻略法だと言えます。
ただし慣れるまでは間違いがないように、オンラインカジノでメモを取りながら運用することをおすすめします。
賭け金が急激には増えない
ダランベール法はマーチンゲール法のように急激に賭け金が増えることはありません。
設定する金額にもよりますが、連敗が続いてもある程度の勝ちがあれば賭け金はゆっくりと変動します。
これは資金が枯渇するリスクが少ないことを意味します。
ただし運用資金に対する最初の金額設定が適切でなければ、ダランベール法を運用している途中ですべての資金を失う可能性があるので注意しましょう。
資金管理がしやすい
ダランベール法は最初の賭け金額と増減金額を自分が自由に決めることができます。
まずはじっくりとシミュレーションしてデータを集め、自分が運用する資金に対してどの程度の割合で賭け金額を設定すればよいのかを算出することができます。
このように資金管理がしやすいことも、ダランベール法のメリットと言えます。
ダランベール法のデメリット
ダランベール法にはどのようなデメリットがあるのかも説明します。
利益が出るまで時間がかかることがある
ダランベール法はマーチンゲール法のように一度の勝ちで損失額すべてを回収するような手法ではありません。
少しずつ損失額がかさむ一方で、その回収も少しずつとなるため利益が出るまで時間がかかることがあります。
ちょっとした空き時間にバカラを楽しもうというような場合には、ダランベール法を運用すると途中で中断する可能性もあります。
その時は損失額が確定するので、あらためてゲームを再開させてからまずは損失を回収する必要があります。
ダランベール法の実践結果
それでは具体的に、オンラインカジノのバカラ(テーブルゲーム)でダランベール法を運用した実績結果をご紹介します。
バカラでのダランベール法の運用結果
まずは結果から先にご紹介します。プレイヤーのみにベットして最初の賭け金を5ドル、増減金額を1ドルとしています。 ※引き分けは記録に入れていません。
回数 | 勝敗 | 賭け金 *1ドル増減 | 損益 |
---|---|---|---|
1 | ◯ | 5 | +5 |
2 | ◯ | 4 | +9 |
3 | × | 3 | +6 |
4 | × | 4 | +2 |
5 | ◯ | 5 | +7 |
6 | ◯ | 4 | +11 |
7 | ◯ | 3 | +14 |
8 | × | 2 | +12 |
9 | × | 3 | +9 |
10 | × | 4 | +5 |
11 | × | 5 | 0 |
12 | ◯ | 6 | +6 |
13 | × | 5 | +1 |
14 | × | 6 | -5 |
15 | × | 7 | -12 |
16 | × | 8 | -20 |
17 | × | 9 | -29 |
18 | × | 10 | -39 |
19 | × | 11 | -50 |
20 | × | 12 | -62 |
21 | × | 13 | -75 |
22 | × | 14 | -89 |
23 | × | 15 | -104 |
これは実際にテーブルゲームのバカラで運用した結果なので、このような形にもなりうることを示しています。 ほかのテーブルゲームのバカラではそれほど連続して片方が勝ち続けることはなかったので、このゲームの特性なのかもしれません。
そこでベットの方法を変えてみます。
このように連続してプレイヤーまたはバンカーの勝ちが続くことが多いので、次は勝ったほうにベットしてみます。
その前にまずはこの実践結果の解説をします。
運用結果の解説
- 最初に5ドルをベットし、「ディールボタン」をタップします。このターンはタイでした。
- GAME1
- 1回の引き分けをはさんで「9」対「3」となりプレイヤーが勝ち、5ドルの配当を得ます。
- GAME2
- 次に賭け金から1ドルを引いて4ドルをベットします。「8」対「3」となり、ふたたびプレイヤーの勝ちです。そこで賭け金を3ドルに減らしてベットします。
- GAME3
- 次は「6」対「8」でバンカーが勝ったので、3ドルは没収されます。次の賭け金は4ドルです。
- GAME4
- 「5」対「6」で再度バンカーの勝ち。賭け金を5ドルに増やします。
- GAME5
- 今度は「4」対「3」でプレイヤーが勝ち、5ドルを獲得します。次は4ドルをベットします。
- GAME6
- さらにプレイヤーが勝ち4ドルを獲得、利益も11ドルに増えています。次は3ドルをベットします。
- GAME7
- またプレイヤーが勝ち、3ドルを獲得します。プレイヤーが3連勝となりそろそろバンカーが勝ちそうですが、そのままダランベール法を続行します。賭け金は2ドルになります。
- GAME8
- 次は「1」対「5」でバンカーが勝ち、2ドルは没収されます。次は賭け金を3ドルにしてベット。
- GAME9
- さらに「1」対「6」でバンカーの勝ち。そこで次は賭け金を4ドルに。
- GAME10
- 「0」対「9」でバンカーの勝ち。賭け金は5ドルになります。
- GAME11
- さらに「3」対「5」でバンカーの勝ち。損益もプラマイゼロに。賭け金を6ドルにしてそのままダランベール法を続行します。
- GAME12
- 「6」対「4」でプレイヤーが勝ち、ふたたび利益に転じます。次は5ドルをベットします。
- GAME13
- 「0」対「7」でバンカーの勝ち。ここからバンカーの勝ちが続きます。
- GAME14
- 「2」対「4」でバンカーの勝ち。次は7ドルをベットします。
- GAME15
- 「3」対「4」でバンカーの勝ち。次は8ドルをベットします。
- GAME16
- 「2」対「9」で再びバンカーの勝ち。ナチュラル9で負けました。次は9ドルベットします。
- GAME17
- 再び「2」対「9」でバンカーナチュラル9勝ち。これだけナチュラルが決まるとレッドドラゴンが現れる前兆ですが引き続きプレイヤーに賭けていきます。
- GAME18
- 「4」対「6」で再びバンカーが勝ち。普段は逆張りはしないですがプレイヤーベットを続けます。
- GAME19
- 「3」対「7」で再びバンカーが勝ち。ここまで来ると検証云々よりバンカーツラに乗りたい…
- GAME20
- 「6」対「8」でバンカーが勝ち。この時点でベット額は13ドルまで膨れ上がりました…
- GAME21
- 「4」対「7」でバンカーが勝ち。ここまでくれば、レッドドラゴンでしょう。
- GAME22
- 「3」対「8」でバンカーが勝ち。もうそろそろ潮時でしょうか。
- GAME23
- 「2」対「9」でバンカーがナチュラル9勝ち。ここで終了します。
勝ったほうにベットしてみる
次にプレイヤーとバンカーの勝ったほうにベットする方法で、ダランベール法を運用してみます。運用結果は次のようになりました。
回数 | 勝敗 | 賭け金 *1ドル増減 | 損益 |
---|---|---|---|
1 | ◯ | 5 | +5 |
2 | ◯ | 4 | +9 |
3 | × | 3 | +6 |
4 | × | 4 | +2 |
5 | × | 5 | -3 |
6 | ◯ | 6 | +2.7 |
7 | ◯ | 5 | +7.45 |
8 | ◯ | 4 | +11.25 |
9 | ◯ | 3 | +14.1 |
10 | ◯ | 2 | +16 |
ただしこれはたまたま出目に偏りが生じているためであって、バカラでは必ずこのように運用すればよいというわけではありません。 あるいはテーブルゲームはゲームプロバイダによって出目の偏りに異なる特徴があるのかもしれません。
オンラインカジノではテーブルゲームで用意しているバカラのゲームプロバイダーは異なります。
テーブルゲームのバカラでダランベール法を運用する場合には、まずはデモプレイでその出目にどのような特徴があるのかを確認しておくとよいでしょう。
運用結果の解説
それではプレイヤーとバンカーの勝ったほうにベットする形でダランベール法を運用したケースを解説します。
- GAME1
- まずはプレイヤーに5ドルをベットします。プレイヤーが勝ったので、次もプレイヤーにベットし賭け金は4ドルにします。
- GAME2
- 「8」対「1」でふたたびプレイヤーが勝ったので、そのままプレイヤーにベットします。賭け金は3ドルになります。
- GAME3
- 「1」対「4」でバンカーが勝ち、賭け金の3ドルは没収されます。そこで次はバンカーにベットし、賭け金は4ドルにします。
- GAME4
- 「7」対「1」でプレイヤーが勝ち、4ドルは没収されます。次はプレイヤーにベットし、賭け金は5ドルにします。
- GAME5
- 「3」対「9」でバンカーが勝ち外れとなって5ドルは没収されます。次はバンカーにベットし賭け金は6ドルになります。
- GAME6
- 「2」対「5」でバンカーが勝ち、11.70ドルの配当を獲得しました。次もバンカーにベットし賭け金は5ドルに減らします。
- GAME7
- 「3」対「8」でバンカーの勝ち。さらにバンカーにベットし賭け金は4ドルに。
- GAME8
- 「3」対「8」でバンカーが勝ち、7.80ドルの配当を得ます。次もバンカーにベットし賭け金は3ドルにします。
- GAME9
- 「7」対「8」でバンカーが勝ち。さらにバンカーにベットし賭け金は2ドルに。
- GAME10
- 「0」対「2」でバンカーが勝ち3.90ドルの配当を獲得しました。ここでダランベール法を終了しました。
損失が膨らんだ時にどうするか
テーブルゲームのバカラでの実践結果を見てわかるように、ダランベール法は時に損失額がかなり膨らむことがあります。 このような時にどうするのかを次のように考えておくとよいでしょう。
- そのまま続行する
- 一旦終了しリセットして仕切り直しをする
しかしこれは、相当数の施行をした場合の話であり、勝ち数が近づく施行回数は数百回あるいは数千回といったところでしょう。
また連敗が続いた後はプレイヤーとバンカーの勝ち数に差がついた状態のままで、それぞれの勝ち数が同じに近づくことも考えられます。
つまり最初の連敗によって生じた損失はなかなか回収できない可能性があるということです。
そのため、あらかじめ累積損失額がいくらになったらダランベール法を終了すると決めておくものよいかもしれません。 もちろん損失として確定させるのではなく、その後のダランベール法の運用でその損失を回収することを目標にするといった形になります。
そうなると損失を回収できる程度の金額に抑えておく必要があると考えられます。
このようにダランベール法は賭け金の金額設定から損失額の設定まで、運用するにあたり自分なりのルールを作ることでより効果的に使えると言えます。
バカラで運用する場合には資金管理を考慮した賭け金額の設定など、準備を整えておけば比較的安心して使える攻略法であると言えるでしょう。